政府による景気刺激策の下で中国の2009年の原油輸入は記録を更新した。

　海関総署が11日発表した速報によると、2009年の中国の原油輸入量は2.038億トン、約410万b/dに達した。特に2009年12月の原油輸入量は2,126万トンになった。前月の1,712万トンに比べ大幅に増加したことになる。

　政府の景気刺激策により2009年の経済成長8％超と見られる中国は、日増しに増大するエネルギー需要を賄うため、国内の製油能力の拡大を必要としている。

　2009年において原油輸入が激増した理由には、中国が緊急備蓄を増やしたこともある。中国の第1期備蓄計画はすでに完了し、第2期備蓄基地の建設が始まっている。

　（法制晩報 1月12日）