1. HOME
  2. 中国 【石炭】

中国
【石炭】

内蒙古、第1四半期に5大石炭化学モデルプロジェクトが急進展 (10/04/29)
2010/5/5
中国【石炭】

内蒙古自治区の5大石炭化学モデルプロジェクトが今年第1四半期において急速な進展を見た。

 内蒙古は、資源の総合利用水準を高め、クリーン・コールや化石原料の多元的な発展の道を模索するため、石炭化学産業において、石炭液化、石炭由来のオレフィン、エチレングリコール、DME、メタンガスの5大モデルプロジェクトを確定している。第1四半期において、これらモデルプロジェクトは急速に進展した。神華集団の世界初の108万トン石炭直接液化プラントが操業を開始し、第1四半期に合成油1.5万トンを生産した。伊泰集団は国内初の16万トン石炭間接液化プラントを完成、稼動させ、また、通遼金煤化工の世界初、20万トン石炭由来エチレングリコールプラントが稼動し、第1四半期に1.2万トンを生産した。大唐多倫の世界初、180万トンメタノール・46万トンオレフィンプラントが試験生産を開始した。内蒙古霍煤億誠、宝日希勒、遼寧春城の200万トン褐炭品質向上プラントも完成、稼動した。

 クリーン・エネルギー産業は内蒙古の4大戦略新興産業の1つであり、太陽エネルギー、バイオマス発電の他に、石炭資源の高効率でクリーンな利用を主とする現代的石炭化学工業も重要な要素になっている。

 (中国石化新聞網 4月29日)