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【新エネルギー】

華北油田が中国最大の炭層メタンガス生産処理集散基地建設 (10/05/25)
2010/5/25
中国【新エネルギー】

 炭層メタンガス開発を成長の極としている中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)の華北油田は、荘鄭村鉱区において大規模な開発を進めている。華北油田煤層気分公司の1日当りの商品ガス輸送量は97万m3を超えている。

 華北油田は2006年に煤層気勘探開発分公司を設け、わずか3年間で大規模炭層メタンガス田を建設、国内初の埋蔵量1,000億m3規模の鉱区を形成するとともに、西気東輸パイプラインによる炭層メタンガスの輸送を実現し、昨年の商品ガス量は6,380万m3に上った。炭層メタンガス開発は、建設と生産を並行して進めており、すでに大規模投資の回収期に進んでいる。
 
 華北油田は2010年に入ってからも、炭層メタンガス開発を急速に進めている。9億m3の生産能力建設に着手し、今年は炭層メタンガス確認埋蔵量を700億m3増やし、商品ガス生産量を4億m3に増やして、中国最大の炭層メタンガスの生産・処理・集散基地を建設する。5月末には、分公司の1日当りの商品ガス輸送量は100万m3を超える見込みである。

 (中国石油報 5月25日)