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【新エネルギー】

アジア最大の太陽光発電所が雲南省で運転開始 (10/05/26)
2010/5/27
中国【新エネルギー】

 系統連系型太陽光発電所としてアジア最大になる雲南昆明石林太陽光モデル発電所第1期が25日、運転を開始した。同発電所は2008年12月に着工された。総投資額90億元、総設備容量166MW、第1期は20MW、現時点で運転中の系統連系型太陽光発電所としては中国最大。

 開発主体の華能石林太陽光発電有限公司の玉清副総経理(副社長)によると、雲南省でかくも大容量の太陽光発電所を建設するのは、同地の太陽エネルギー資源が豊かなため。雲南省の開発可能な太陽光発電設備容量は1.5億kW以上に上ると見られ、水力発電よりも5割大きい。年間の日照時間は2,400時間以上、太陽エネルギーの年平均放射量は5,461MJ/m2になる。

 雲南昆明石林太陽光モデル発電所はその建設、運営過程において、「大型太陽光発電所系統連系技術実験」「各種太陽電池モジュールの性能対比試験」「系統連系型大規模太陽光発電所避雷アース計画案」などの研究課題に取り組み、中国の系統連系型大規模太陽光発電所の計画、設計、建設、運転や太陽光発電設備産業、関連科学研究にとって、総合的なプラットフォームになるだろう。

 同発電所は2015年にすべて完成する予定である。年間平均発電量は1.95億kWhに上り、年間17.5万トンの温暖化ガスを削減して、省エネ・排出削減対策の面でも顕著な効果を上げる。

 (中国新聞網 5月26日)