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【原子力】

中国原子力発電中長期計画 目標を1億kWに引き上げも (10/06/13)
2010/6/13
中国【原子力】

 先頃開催された「第3回中国エネルギー戦略・環境保護サミット」において、国家環境保護部副部長兼国家原子力安全局長の李幹杰氏は、間もなく策定される原子力発電開発計画において計画目標が1億kWに達する可能性もあると表明した。

 2007年に策定された原子力発電中長期開発計画では、2020年の原子力発電建設目標を4,000万kWとしていたが、李幹杰局長は、「今から見れば、この計画目標は低すぎる。実際の需要や我々の達成すべき目標との間に相当大きな隔たりがあり、修正が必要」と指摘、この1、2年、国家能源局が先頭に立って、原子力発電開発計画の見直しを進めていることを明らかにした上で、修正計画は間もなく発表されると表明した。

 李局長によると、現在、開発目標について、3種類の意見がある。第1に、開発目標を7,000万kWとするもの、第2に8,000万kW、第3に1億kW。李局長は、「1億kWの可能性は小さい。なぜなら、技術要員の不足、設備製造能力や運転管理能力の低さといったネックがあるからだ」と述べ、目標は7,000万kWから8,000万kWになると可能性が大きいとの見方を示した。また、当初は低い目標を設定し、条件が整い次第、目標を引き上げる可能性もあるとした。

 現在、中国の原子力発電機容量は906.8万kW、シェアはわずか2.2%に過ぎず、原子力発電運転国30ヶ国の中で最下位。もし、計画目標を8,000万kWにした場合、中国の原子力発電開発の余地は巨大なものになる。

 (中国工業報 6月13日)