第17期中央委員会第5回全体会議（五中全会）は18日に閉幕したが、同会議の公報から、党中央が打ち出した経済社会発展の主要目標に２つの大きな変化があることが分かった。

　第1に、GDPやGNPの字句がなくなった。第2に、「市民収入の普遍的な増加」に関する記述に「比較的急速な」という形容詞が増えた。

　この2つの変化から、今後5年間の発展において、「国富」から「民富」への転換を明確に読み取ることが出来る。

　メディアの論説にも見られるように、第12次５ヵ年規画期は30年前の改革開放に次ぐ重要な戦略転換期になり、「民富5年」の概念は党中央の統治理念の重大な進歩になる。

　（重慶晩報 10月20日）