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【エネルギー全般・政治経済】

国家発展改革委員会、2月20日よりガソリンと軽油をトン当たり350元値上げ (11/02/21)
2011/2/24
中国【エネルギー全般・政治経済】

 国家発展改革委員会は2月19日、ガソリンと軽油価格を2月20日零時より、それぞれトン当たり350元引き上げると発表した。90号ガソリン(オクタン価90)の全国平均小売価格は1リッター0.26元の値上げになり、0号軽油は0.3元、4.5%の値上げになる。

 国家発展改革委員会価格司の曹長慶司長によると、昨年12月22日に石油製品価格を値上げして以来、国際原油価格が上昇を続け、今年1月22日、連続する22営業日の移動平均価格が14%を超えた。現行の石油製品価格制度に従って、国内石油製品価格を適正に引き上げるべきところであったが、発展改革委員会は、物価情勢や春節、石油製品需給状況を考慮に入れて、値上げ時期を遅らせ、値上げ幅も抑えた。

 国家発展改革委員会価格司の劉振秋副司長によると、今回の値上げ後も、国は公益産業助成制度に基づき、穀物栽培農民、漁業、都市公共交通、農村道路旅客輸送に対する助成を継続する。また、タクシー事業については、臨時の補助金を給付する。都市・農村の最低生活保障対象者など貧困層の基本生活対策に引き続き取り組む。

 (新華網 2月21日)