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中国
【エネルギー全般・政治経済】

張国宝前国家能源局長「2020年にはクリーン・エネルギーの比重を15%に」 (11/03/08)
2011/3/10
中国【エネルギー全般・政治経済】

 張国宝前国家能源局長は次のように表明した。

 2015年の中国の一次エネルギーに占める非化石エネルギーの比率は2010年より3.1ポイント高い11.4%になる。これは第12次5ヵ年規画綱要草案の中の4つの拘束的指標の1つであり、今後数年、中国はクリーン・エネルギー産業の建設を強化することになる。

 中国はエネルギー構造を調整して、クリーン・エネルギーの比重を増やし、2020年には、クリーン・エネルギーの比重を15%とする。水力発電、原子力発電、風力発電、太陽エネルギーなど非化石エネルギーが一次エネルギー消費に占める比率は現在わずか8.3%であるが、2015年には11.4%、そして2020年には国際公約の15%へと、5年毎に引き上げる。今後10年、中国は石炭を主とするエネルギー構造の調整に力を入れ、クリーン・エネルギーの比重を増やす。

 この5年間で中国は世界のエネルギー大国として台頭し、一次エネルギー生産量と消費量はいずれも世界第1位となった。供給能力は著しく増強され、エネルギー構造は顕著な高度化を遂げた。新エネルギーも急速に発展した。

 2015年の非化石エネルギー11.4%の拘束的目標は努力によって達成可能である。方法は、風力発電、太陽エネルギー、バイオマスエネルギー等の新エネルギーの開発、環境保護を前提にした水力発電の開発、安全を確保した上での原子力発電開発等であるが、同時に在来型エネルギーのクリーンで効率的な利用も推進する。

 (国家石油化工網 3月8日)