第12次5ヵ年規画綱要が3月16日公布された。この綱要は、エネルギーに関して、節約優先、国内立脚、多元的発展、環境保護、互恵的国際協力の強化、エネルギー構造の調整と改善、安全・安定・経済的・クリーンな現代的エネルギー産業体系の構築を堅持すべきとしている。 第12次5ヵ年規画綱要のエネルギーに関連するポイントは次のようになる。 第11章 エネルギー生産利用方式の変革推進 節約優先、国内立脚、多元的発展、環境保護、互恵的国際協力の強化、エネルギー構造の調整と改善、安全・安定・経済的・クリーンな現代的エネルギー産業体系の構築を堅持する。 第1節 エネルギーの多元化とクリーン化推進 安全で効率的な炭鉱を発展させ、石炭資源の統廃合と炭鉱企業の再編を推進し、大型石炭企業グループを発展させる。 石炭系SNG(代替天然ガス)の開発を進める。石炭由来液体燃料や石炭系複合生産開発モデルを展開して、産業化を推進する。 石油・天然ガスの資源探査と開発を強化し、国内の石油生産を安定させ、天然ガス生産量を急増させる。 炭層ガス、シェールガス等の非在来型石油・天然ガス資源の開発利用を推進する。 クリーンで効率的な大出力石炭火力発電ユニットを開発し、大中都市、工業団地のコージェネレーションを優先的に発展させる。また、大型炭鉱発電所、ボタの総合利用型発電所を発展させる。 環境保護と住民の移転を前提に水力発電開発に取り組む。西南地区の大型水力発電所建設を推進する。各地の実情に応じて中小河川の水力資源を発展させ、揚水式水力発電所の建設を科学的、計画的に進める。 安全確保を前提に、原子力発電開発を進める。 系統連系関連プロジェクトの建設を強化し、風力発電の効率的な発展を図る。 バイオマスエネルギー、地熱などの新エネルギーも発展させる。 分散型エネルギーシステムの普及を進める。 第2節 エネルギー開発配置の高度化 全国のエネルギー開発配置と重点事業の建設を総合的に計画する。山西、オルドス、内蒙古東部、西南地区及び新疆に国家5大総合エネルギー基地を建設する。東部沿海地区並びに中部地区に重点を置いて原子力発電開発を進める。現地でのエネルギーの加工と転換のレベルを高めて、一次エネルギーの大規模・長距離輸送の圧力を軽減する。エネルギー備蓄施設を合理的に計画し、石油備蓄システムを完備する。天然ガスと石炭の備蓄並びにピーク調整能力の建設を強化する。 第3節 エネルギー輸送ルートの建設強化 西北、東北、西南並びに海上石油・天然ガス戦略ルートの建設を加速し、国内の石油・天然ガス基幹パイプライン網を完備する。天然ガス輸入ルート、LNGターミナル、広域基幹ガスパイプライン網及び配給パイプライン網の建設を総合的に計画し、天然ガス、炭層ガス、SNGの調和の取れた発展によるガス供給構造を形成する。 広域送電並びに新エネルギー発電の系統連系の要請に応じて、現代的電力グリッド体系の建設を加速する。「西電東送」の規模を広げ、地域基幹電力系統を完備する。特高圧等の先進的な大容量、高効率、長距離送電技術を発展させる。先進技術に依拠して、スマートグリッドの建設を推進する。都市と農村の電力系統の建設と改造を強化し、電力系統による電力配置能力を増強し、電力供給の信頼性を高める。 (中国能源網 3月17日)
第12次5ヵ年規画綱要が3月16日公布された。この綱要は、エネルギーに関して、節約優先、国内立脚、多元的発展、環境保護、互恵的国際協力の強化、エネルギー構造の調整と改善、安全・安定・経済的・クリーンな現代的エネルギー産業体系の構築を堅持すべきとしている。
第12次5ヵ年規画綱要のエネルギーに関連するポイントは次のようになる。
第11章 エネルギー生産利用方式の変革推進
節約優先、国内立脚、多元的発展、環境保護、互恵的国際協力の強化、エネルギー構造の調整と改善、安全・安定・経済的・クリーンな現代的エネルギー産業体系の構築を堅持する。
第1節 エネルギーの多元化とクリーン化推進
安全で効率的な炭鉱を発展させ、石炭資源の統廃合と炭鉱企業の再編を推進し、大型石炭企業グループを発展させる。
石炭系SNG(代替天然ガス)の開発を進める。石炭由来液体燃料や石炭系複合生産開発モデルを展開して、産業化を推進する。
石油・天然ガスの資源探査と開発を強化し、国内の石油生産を安定させ、天然ガス生産量を急増させる。
炭層ガス、シェールガス等の非在来型石油・天然ガス資源の開発利用を推進する。
クリーンで効率的な大出力石炭火力発電ユニットを開発し、大中都市、工業団地のコージェネレーションを優先的に発展させる。また、大型炭鉱発電所、ボタの総合利用型発電所を発展させる。
環境保護と住民の移転を前提に水力発電開発に取り組む。西南地区の大型水力発電所建設を推進する。各地の実情に応じて中小河川の水力資源を発展させ、揚水式水力発電所の建設を科学的、計画的に進める。
安全確保を前提に、原子力発電開発を進める。
系統連系関連プロジェクトの建設を強化し、風力発電の効率的な発展を図る。
バイオマスエネルギー、地熱などの新エネルギーも発展させる。
分散型エネルギーシステムの普及を進める。
第2節 エネルギー開発配置の高度化
全国のエネルギー開発配置と重点事業の建設を総合的に計画する。山西、オルドス、内蒙古東部、西南地区及び新疆に国家5大総合エネルギー基地を建設する。東部沿海地区並びに中部地区に重点を置いて原子力発電開発を進める。現地でのエネルギーの加工と転換のレベルを高めて、一次エネルギーの大規模・長距離輸送の圧力を軽減する。エネルギー備蓄施設を合理的に計画し、石油備蓄システムを完備する。天然ガスと石炭の備蓄並びにピーク調整能力の建設を強化する。
第3節 エネルギー輸送ルートの建設強化
西北、東北、西南並びに海上石油・天然ガス戦略ルートの建設を加速し、国内の石油・天然ガス基幹パイプライン網を完備する。天然ガス輸入ルート、LNGターミナル、広域基幹ガスパイプライン網及び配給パイプライン網の建設を総合的に計画し、天然ガス、炭層ガス、SNGの調和の取れた発展によるガス供給構造を形成する。
広域送電並びに新エネルギー発電の系統連系の要請に応じて、現代的電力グリッド体系の建設を加速する。「西電東送」の規模を広げ、地域基幹電力系統を完備する。特高圧等の先進的な大容量、高効率、長距離送電技術を発展させる。先進技術に依拠して、スマートグリッドの建設を推進する。都市と農村の電力系統の建設と改造を強化し、電力系統による電力配置能力を増強し、電力供給の信頼性を高める。
(中国能源網 3月17日)