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【電力】

発展改革委員会「今夏の電力需給ギャップは依然突出」 (11/06/02)
2011/6/9
中国【電力】

 6月1日に国家発展改革委員会のウェブサイトで発表された《当面の石炭・電力・石油・天然ガス需給情勢》は、夏季の電力使用のピークに入ると、電力需給ギャップが突出し、一部地区の発電用石炭と石油製品の供給はタイトになると指摘している。

 一部地区で逼迫化する原因は多岐にわたる。地域経済の成長が急すぎること、特に工業生産の急成長もあれば、石炭輸入の減少や水量枯渇といった原因もある。

 発展改革委員会は、潜在力の掘り起こしによる電力供給の増加、火力発電企業に対する発電用石炭の調達と備蓄の善処、設備保守の強化、非計画停電の減少などを適切に進めるよう督促する。また、水力発電や風力発電を十分利用し、ガス発電によるピーク時の発電を進めるとともに、石炭供給を増やし、石炭輸入の増加を奨励している。さらに、重点発電用石炭契約の履行状況に対する検査を強化するとともに、エネルギー需要側管理を一層強化する。

 (中国証券報 6月2日)