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【新エネルギー】

太陽エネルギー発電が新エネルギーの中核に (11/07/12)
2011/7/17
中国【新エネルギー】

 先日開催された中国クリーン電力フォーラムにおいて、専門家は、第12次5ヵ年規画期に中国のエネルギー産業は供給確保と同時に類型転換を実現し、非化石エネルギーの発展やエネルギー構造の調整に注力すると表明した。様々な新エネルギーの中でも、太陽光・太陽熱発電が未来の新エネルギーを主導する中核になる見込みである。国家発展改革委員会エネルギー研究所の韓文科所長は同フォーラムにおいて、第12次5ヵ年規画期における中国のエネルギー発展の主要任務として次の4点を挙げた。

 (1) 総量規制。エネルギー需要の過度の増加を抑制すること
 (2) 非化石エネルギーとクリーン・エネルギーの発展に力を入れ、エネルギー構造を調整すること。
 (3) エネルギー体制とメカニズムの改革を積極的かつ妥当に推進して、調和の取れた持続可能な発展を実現すること。
 (4) 国際協力を全面的に強化し、エネルギーセキュリティを確保すること。

 韓文科所長によると、再生可能エネルギー発電の1kWh当たりのコストは、風力発電が0.5〜0.6元、太陽エネルギー発電が1.2〜1.5元、バイオマス発電が0.4〜1.0元であり、徐々に化石エネルギーのコストに近づきつつある。つまり、再生可能エネルギーはすでに産業化、大規模化、商業化を実現する段階に進んでいる。中国の長期的エネルギー戦略にとっては、2020年にエネルギー消費に占める非化石エネルギーの比率を15%にすることは出発点に過ぎない。2030年には20%を占めるようにして、主流エネルギーの一つにするよう努力することになり、さらに2040年には3分の1を占めるようにして、主要エネルギーにする。そうしてこそ中国はエネルギーの類型転換を実現できるのである。

 専門家は、様々な新エネルギーの中で、石炭火力発電を補完、代替する上で優越していることから、太陽光・太陽熱発電が未来の新エネルギーを主導する中核になると見ている。

 (中国経済網 7月12日)