消息筋によると、ロイヤル・ダッチ・シェル(以下、シェル)はオーストラリア西北大陸棚事業の石油資産売却を検討中であり、中国海洋石油総公司(CNOOC)はこの資産を4.5億ドルで買収する意向とのこと。 西北大陸棚の生産拠点であるCossack Pioneer油田は原油日量10万バレルであり、シェルは目下この油田の株式16.67%の価値について評価を進めている。CNOOCはすでにシェルの西北大陸棚事業の石油資産買収の可能性について調査しており、4.5億ドルの入札価格を提示する可能性がある。シェルのスポークスマンAntia Harbenは、オーストラリア西北大陸棚事業の石油資産を売却するかどうかについては企業秘密に関わるとしてコメントを拒否した。 シェルは油田の株式売却について積極的ではないものの、依然Cossack Pioneer油田からの撤退を検討している。同社は今年の売却資産は約90億ドルになるとの見通しを示していた。今回の売却によって、シェルは西オーストラリア近海のGorgonガス田も含めオーストラリアにおける天然ガス事業に全力を入れることが可能になるだろう。 CNOOC は、この件についてはまだ情報を得ていないとしながらも、同社はこれまで海外資産買収を計画してきたが、昨年以降、相手側の提示価格があまりにも高く成果を得ていないとしている。 (中国石化新聞網 11月16日)
消息筋によると、ロイヤル・ダッチ・シェル(以下、シェル)はオーストラリア西北大陸棚事業の石油資産売却を検討中であり、中国海洋石油総公司(CNOOC)はこの資産を4.5億ドルで買収する意向とのこと。
西北大陸棚の生産拠点であるCossack Pioneer油田は原油日量10万バレルであり、シェルは目下この油田の株式16.67%の価値について評価を進めている。CNOOCはすでにシェルの西北大陸棚事業の石油資産買収の可能性について調査しており、4.5億ドルの入札価格を提示する可能性がある。シェルのスポークスマンAntia Harbenは、オーストラリア西北大陸棚事業の石油資産を売却するかどうかについては企業秘密に関わるとしてコメントを拒否した。
シェルは油田の株式売却について積極的ではないものの、依然Cossack Pioneer油田からの撤退を検討している。同社は今年の売却資産は約90億ドルになるとの見通しを示していた。今回の売却によって、シェルは西オーストラリア近海のGorgonガス田も含めオーストラリアにおける天然ガス事業に全力を入れることが可能になるだろう。
CNOOC は、この件についてはまだ情報を得ていないとしながらも、同社はこれまで海外資産買収を計画してきたが、昨年以降、相手側の提示価格があまりにも高く成果を得ていないとしている。
(中国石化新聞網 11月16日)