中国石油天然ガス集団(CNPC)筋は先頃、第3西気東輸パイプラインの建設を計画中であると明らかにした。ルートは新疆の阿勒泰（アルタイ）地区から渤海湾地区へとなることが基本的に確定しており、ロシアと中国西北部の天然ガスを東部に輸送することになる。

　CNPCはすでに新疆のガス田と上海を結ぶ第1西気東輸パイプラインを稼働させており、トルクメニスタンの天然ガスを珠江デルタ地区に輸送する第2西気東輸パイプラインも間もなく着工される。

　CNPC筋によると、来年初めに第2西気東輸パイプラインがすべて着工されると、第3西気東輸パイプラインも速やかに日程に上るだろう。この計画案はまだ準備段階であり、実地調査はまだ行われていない。新パイプラインの枠組研究は来年初めに完成し、引き続き事業化可能性調査が進められるだろう。

　第3西気東輸パイプラインは幹線の総延長6,000km、パイプの直径は少なくとも1m、支線を加えると総延長は8,000kmに達する。天然ガスが渤海湾に到達すると、北京周辺の高度に発達したパイプライン網によって南へのガス輸送も可能になるだろう。

　（中国経済網 11月21日）