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中国
【石炭】

華北油田公司が累計8億m3の炭層ガスを西気東輸パイプラインに注入 (11/09/30)
2011/10/12
中国【石炭】

 9月20日、華北油田公司山西泌水炭層ガス処理センターの1日のガス輸送量は165.2万m3に達し、同センターが西気東輸パイプラインに注入した炭層ガスは累計8億m3を突破した。

 華北油田は2006年より炭層ガス開発を発展方式転換のための重要事業分野及び新たな成長材料として位置付け、全社を挙げて炭層ガス事業の発展に力を入れてきた。同公司は地質認識を深め、科学技術のイノベーションを堅持し、炭層ガス井の掘削、フラクチャリング、回収や集中輸送処理等の技術を重点的に研究し、「受圧水封型」炭層ガス鉱床生成モデルを確立し、リッチ高浸透石炭埋蔵層の評価技術及び予測技術を形成し、炭層ガス井生産量抑制要因を見出し、炭層ガス開発の資源基礎を固めるとともに、山西樊庄に中国初のデジタル化・大規模化炭層ガス田を建設した。華北油田は精密管理と低コスト戦略を炭層ガス開発の中核思想として位置づけ、市場化運用、自動化制御や最適化地上建設等の方式を採って投資コストを厳格に抑制する一方、精密管理を強化し、「5段階3圧法」制御技術と結びつけ、ポテンシャルの異なる炭層ガス井に分類管理を適用し、その結果、2009年以降に稼動したガス井の1日当たりの平均生産量を200 m3から300 m3以上に高めた。

 また、華北油田は山西省に初の炭層ガス対外輸送パイプラインと年間処理能力10億m3の炭層ガス処理センターを建設し、西気東輸パイプラインを利用して、泌水盆地の炭層ガスを対外輸送するとともに、生産した一部の炭層ガスを現地の民生用に当てている。

 (中国石油網 9月30日)