新疆ウイグル自治区発展改革委員会は先般、ハミ三塘湖など5つの風力エリアの風力発電事業計画を承認した。新疆自治区がこれまで策定、承認した風力発電事業計画は合計12件、総規模は1,100万kWに達している。

　新疆自治区発展改革委員会によると、今回承認したのはハミ三塘湖、●毛湖、トルファン■善楼蘭、博州三台、アルタイ市・青河県・富蘊県の5ヵ所。2010年末時点で新疆の9大風力エリアのうち７ヵ所に風力発電プロジェクトが配置されており、系統連系型風力発電の最大発電負荷は新疆電力網の最大負荷の8％を占めている。今年9月時点で完成済みの風力発電設備規模は135万kW、建設中は80万kWに上る。今年1〜8月の風力発電累計発電量は17.6億kWhに上り、前年同期比13.4％増になった。

　新疆の風力エネルギー総埋蔵量は8.9億kWで全国の20.4％を占める。新疆は中国の重要な再生可能エネルギー戦略基地である。昨年11月、新疆の750kV送電網が西北電網に正式に連系した。ハミ−鄭州±800kV及びジュンガル−成都、ジュンガル−重慶の±1100kV特高圧プロジェクトが国家電網の計画に盛り込まれており、間もなく着工される。新疆の風力発電の大規模開発と対外送電が現実のものになる。

　（新華網 10月6日）

　●…サンズイに「卓」
　■…「善」にオオザトのつくり