中国石油化工集団(SINOPEC)とロシアのシブール社は10月11日、協力覚書に調印し、両国にそれぞれ合弁会社を設けて、ニトリルゴム(NBR)を生産することになった。また、イソプレンゴムなどの分野でも協力を検討する。 協力覚書によると、クラスノヤルスク市のNBRプラントの生産能力を年間5.6万トンに拡大し、一方、上海に年産5万トンのNBR工場を新設することになる。 SINOPECの説明によると、合弁2社はシブールのポリマー技術を採用する。また、双方は、両国の天然ガス化学工業と非在来型石油・天然ガス資源の原料供給も含めてイソプレンゴム等の分野でも協力を検討する。さらに上流・下流一体化の全面的協力についても検討することで合意した。 シブールはロシア・東欧における最大の石油化学企業であり、天然ガス処理、モノマー、プラスチック、ゴム、鉱物肥料、タイヤ、工業ゴム製品の生産やプラスチック加工などを手掛けている。2010年には174億m3の石油随伴ガスを加工するとともに、1,650万トンの各種石油化学製品を生産して、2,390億ルーブル(約75億USドル)を売り上げた。 (新華網 10月12日)
中国石油化工集団(SINOPEC)とロシアのシブール社は10月11日、協力覚書に調印し、両国にそれぞれ合弁会社を設けて、ニトリルゴム(NBR)を生産することになった。また、イソプレンゴムなどの分野でも協力を検討する。
協力覚書によると、クラスノヤルスク市のNBRプラントの生産能力を年間5.6万トンに拡大し、一方、上海に年産5万トンのNBR工場を新設することになる。
SINOPECの説明によると、合弁2社はシブールのポリマー技術を採用する。また、双方は、両国の天然ガス化学工業と非在来型石油・天然ガス資源の原料供給も含めてイソプレンゴム等の分野でも協力を検討する。さらに上流・下流一体化の全面的協力についても検討することで合意した。
シブールはロシア・東欧における最大の石油化学企業であり、天然ガス処理、モノマー、プラスチック、ゴム、鉱物肥料、タイヤ、工業ゴム製品の生産やプラスチック加工などを手掛けている。2010年には174億m3の石油随伴ガスを加工するとともに、1,650万トンの各種石油化学製品を生産して、2,390億ルーブル(約75億USドル)を売り上げた。
(新華網 10月12日)