10月11日、中露エネルギー交渉の代表である王岐山副首相とセーチン副首相は中露エネルギー交渉代表会談を行った。

　王副首相は次のように指摘した。中露原油パイプラインの完成と稼動は両国のエネルギー協力が重大な打開を遂げたことを示した。ロシアは原油輸出の安定した市場を開拓し、中国に安定的な石油供給を提供することになった。天然ガス協力は両国エネルギー協力の新たな重点分野であり、中国側はこの点について固い自信を抱いている。最大の誠意をもってロシア側と積極的に商談したい。中露の石炭及び電力協力にも展望が広がっており、双方は石炭資源の総合一体化開発、石炭液化事業及び炭鉱建設請負等の協力を実務的に推進し、中露間の石炭・電力の貿易と投資を拡大すべきである。安全確保を前提に、双方は引き続き原子力分野の協力を展開する。中国政府は双方の所管部局並びに企業がエネルギー効率や再生可能エネルギー分野の協力を積極的に展開することを奨励、支援する。中露エネルギー分野の協力は双方の設備、技術、マネジメント等の協力も促進し、両国の人民に利益をもたらす。中国側はロシアとともに中露エネルギー協力が常に新たな進展を遂げるよう共同で推進する。

　（新華社 10月12日）