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【原子力】

中国の壮大な原子力発電開発計画が再開の公算 (11/10/28)
2011/10/28
中国【原子力】

 日本の原発事故によって中国の原子力発電の発展も減速したものの、原子力発電業界関係者によると、未来の原子力発電の「安全・グリーン・高効率」の発展を支持する中国の政策基調に変わりはない。

 原子力発電安全大検査は8月末に終了し、検査報告はすでに国務院に提出されている。一連の計画が策定されると、暫時停止されていた新規原子力発電所の許認可が2012年初頭には再開されるかもしれない。

 一方、2020年の設備目標については、上方修正されていた8,600万kWの目標は若干調整されるものの、6,000万kWを下回ることはないだろう。また、2020年の実際の設備規模が改訂後の計画目標をはるかに上回る公算は極めて大きい。現在運転中及び建設中の設備規模は4,100万kWに上り、それ以外にも1,600万kWが着工待ちである。市場の予想によると、今後5年、中国の原子力発電設備の市場規模は4,000億元に達し、2020年には1兆元近くに上る見込みである。AP1000とEPRに代表される第三世代原子力発電技術が市場の主流になるだろう。

 (中国能源網 10月28日)