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【エネルギー全般・政治経済】

10月期の経済データが公表 エネルギーなど工業品出荷価格が軒並み上昇 (2007/11/15)
2007/11/28
中国【エネルギー全般・政治経済】

 11月13日、人民銀行、商務部、海関総署、統計局が10月期の経済統計データを公表した。それによると、10月期の全国工業製品出荷価格が前年同期比3.2%上昇し、原材料、燃料、動力の仕入価格が4.5%上昇していることが分かった。

 工業製品出荷価格のうち、生産材料出荷価格は前年同期比3.1%の上昇となり、うち採掘工業が5.4%、原料工業が4.8%、加工工業が1.9%上昇した。生活用材料の出荷価格は3.5%上昇し、うち食品価格8.6%、衣類1.3%、一般日用品1.9%上昇し、耐久消費財は0.7%下がった。

 燃料価格では、原油出荷価格が4.2%上昇し、石油製品では、ガソリンが5.0%下がったが、軽油は1.5%、灯油は0.3%上昇した。

 石炭採掘及び選炭業の出荷価格は前年同期比5.2%上昇し、うち原料炭出荷価格は5.0%上昇した。

 鉄鋼及び圧延加工業の出荷価格は10.5%の上昇となった。うち一般大型鋼材価格は9.5%上昇し、一般中型鋼材は16.5%、一般小型鋼材は18.8%上昇した。ワイヤー材は10.7%、中厚鋼板は10.0%の上昇である。

 非鉄金属精錬及び圧延加工業の出荷価格は10.2%上昇した。

 また、原材料、燃料動力の仕入価格のうち、燃料動力類仕入価格は4.2%、非鉄金属材料類は4.9%、化学工業原料類は2.8%、鉄鋼材料類は8.5%上昇した。

なお、1〜10月期の工業製品出荷価格は前年同期比2.8%の上昇となり、原材料、燃料、動力の仕入価格は3.9%の上昇となった。

 (国際能源網 11月15日)