上海市電力公司が先日発表した《上海市電力公司2010年社会責任報告》によると、2010年の上海電網の都市電力供給信頼度は99.983％、総合電圧合格率は99.814％に達している。

　第11次5ヵ年規画期以降、上海電網は経済、社会並びに環境の総合価値を最大限に創造し、現代化、国際化、多元化を進める大上海に安全性と信頼性の高い電力を供給してきた。また、この5年、上海は電力系統の規模を倍増させた上、昨年には特高圧時代に進んだ。クリーンな水力発電電力が向家壩−上海間の±800kV特高圧直流送電線によって上海市に供給されている。第11次5ヵ年規画期における上海市電力公司の電力網投資は累計528.19億元に上った。

　《上海市電力公司2010年社会責任報告》によると、上海は今や世界最大の「グリーン電力都市」となっている。とりわけ、中国では初めての商業運転になるメガワット級太陽光発電所とアジア初の大型洋上風力発電所が系統連系を行い、上海は再生可能エネルギーの利用において世界のトップグループに躍り出た。今後は都市電力網蓄エネルギーステーション、スマート電力使用コミュニティ、スマートグリッド変電所や電気自動車充放電施設などが大いに発展し、家庭用電力・光ファイバーの商業試験建設が着実に進むことになる。

　（解放日報 11月25日）