中国核工業集団の康日新総経理は世界エネルギー大会において、中国は温暖化ガス削減のため、今後原子力発電の発展に力を入れると表明した。

　康日新によると、二酸化炭素排出削減は共同の責任であり、中国政府はそのために一連の措置を取るが、原子力発電の発展もその1つに当たる。

　中国で運転されている原子力発電ユニットは11基、建設中のユニットが8基、計画中のユニットが8基になる。中国の電力総設備容量に占める原子力発電の割合は現在2％であるが、2020年には原子力発電容量を4,000万kWに増やし、比率を4％に倍増させる。

　中国は16基の原子力発電ユニット建設に4,000億元を投じることになるが、一部の銀行や企業も出資し、国内資金だけで賄うことが出来る。

　　（国家電力信息網 11月19日）