中国石油化工集団(SINOPEC)は12月30日、新疆SNG（石炭由来代替天然ガス）輸送パイプラインプロジェクトへのガス源について、中国華能集団など9社と協議書に調印した。

　SINOPECの説明によると、新疆SNGパイプラインには新疆・広東・浙江パイプラインと新疆−山東パイプラインが包摂され、年間ガス輸送規模は300億m3になる。うち新疆・広東・浙江パイプラインについては、1本の幹線と5本の支線を建設し、総延長距離は7,373キロになる。目標市場は、新疆、甘粛、寧夏、陝西、河南、山東、湖北、湖南、江西、浙江、広東、広西、福建である。新疆−山東パイプラインは1本の幹線と2本の支線を建設し、総延長は4,463キロになる、目標市場は、河南、山東、河北、北京、天津、安徽、江蘇である。ガス源を提供する9社は、中国華能集団、中国華電集団、中国国電集団、中国電力投資集団、河南省煤業化工集団、徐州鉱務集団、中国万向ホールディングス、新疆広匯実業、新疆励晶煤業。なお、SINOPECは引き続き他のガス源の確保も進めている。

（網易財経 12月31日）