2012年の電力グリッドへの投資額は2009年のピークを上回る可能性もある。送変電設備の中では特高圧、配用電並びにスマート二次設備が重点になる。短期的には高圧一次設備の公開入札が量的にも金額的にも上昇し、しかも原材料価格の低値が続くため、メーカーは恩恵を受け、2012年上期には利益が回復する見込みである、中低圧電気は2012年も好景気が維持されるだろう。二次設備の中でもスマート変電所設備の入札規模が引き続き拡大する。

　その他にも、発展改革委員会の石炭価格制限と系統連系価格引き上げにより、電力企業の収益が改善され、電力投資にとっては間接的に有利に働く。多元的経営を展開する3大動力グループの業績は確実に伸び、原子力発電事業の許認可再開によって株価も回復する。

　（中国証券報 1月4日）