2月8日、国家電力監管委員会は通達を発し、《風力発電所系統連系技術規定》を承認、公布した。上海非鉄金属ネット(SMM)は、新たな国家標準の承認によって、ネオジム、鉄、ホウ素といった関連業界の発展が加速すると見ている。

　《風力発電所系統連系技術規定》は2012年6月1日より正式に施行される。この風力発電系統連系の新国家標準によって、国家レベルにおいて風力発電系統連系の新たな技術標準が打ち出される。この標準は、エネルギー業界標準の《大型風力発電所系統連系設計技術規範》とともに、風力発電所系統連系に関わる技術要件を規定する。標準の公布と実施により、中国の風力発電の健全で秩序ある大規模な発展が促進され、大規模風力発電系統連系後の電力グリッドの安全性、安定性、信頼性の高い電力供給が確保される。

　この新標準によって、10〜50万台を対象に関連する技術改造が必要になり、企業のコストは大幅に増加する。しかし、直接駆動永久磁石技術の風力発電機については、改造技術が比較的簡単であり、コストも相対的に低い。新国家標準は直接駆動永久磁石風力発電機の発展を一定程度促進することになり、同時にネオジム、鉄、ホウ素といった関連業界の発展ペースも加速される。

　（中国粉末冶金網 2月10日）