国家電力監管委員会が牽引し、中国電力科学院並びに国電龍源集団が共同で起草した風力発電系統連系技術国家標準がすでに電力監管委員会に上程されており、4月中旬か下旬には最終審議を経た上で社会に公布される。

　標準制定をめぐる討議に参加した国電龍源集団の関係者は次のように明らかにした。「すでに業界内では新しい国家標準の執行が義務付けられている。風力発電機と風力発電所の改修にはすべて適用される。これは業界にとって影響が極めて大きい」。新標準はLVRT (Low Voltage Ride-Through )並びに動的無効有効電力補償の改修による変動を対象とし、一部の大手風力発電機メーカーにとっては受け入れ可能であるが、規模の小さいメーカーや風力発電所運営事業者にとっては、コスト面で大きな試練になることは間違いない。改修プロジェクトは発電機のメーカーや風力発電所のコストの上昇をもたらし、LVRT技術の施設を追加するには1台の風力発電機につき少なくとも20万元のコストがかかる。また、新国家標準は風力発電所に対して、風力発電出力の実時予測能力を備えるよう求めており、この要求に応じるためには、風力発電所1ヵ所につきコストが60万元近く増加する。

　（上海証券報 4月18日）