中国とロシアの天然ガス「マラソン」交渉には最近新たな進展があった。国家発展改革委員会兼国家能源局長の劉鉄男氏は先日外交部で開かれた李克強副首相訪露共同プレス発表会において、中露天然ガスパイプライン西線をめぐる協力はすでに極めて大きな進展を遂げており、パイプラインのルート、管径等の技術パラメータ問題ではすでに一致を見たが、双方には主に価格と市場の受入能力の問題をめぐって隔たりがあると表明した。しかし、中露の天然ガス貿易関連交渉が始まってから久しく、すでに交渉は15回に及んでいる。 中国能源網の首席情報官である韓小平氏によると、中露天然ガス協力が膠着している最も大きい原因は、価格をめぐる隔たりが余りにも大きいことにある。現在ロシアからの欧州向け輸出価格は中国の天然ガス輸入価格をはるかに上回っている。ロシアがもし中国へ相対的に安い価格で輸出するならば、欧州諸国の圧力に直面することになる。韓小平氏の見方によると、中露天然ガス交渉は進展があったものの、価格問題は未だ解決されておらず、将来の天然ガス協力の見通しは依然として不透明である。 (北京商報 5月9日)
中国とロシアの天然ガス「マラソン」交渉には最近新たな進展があった。国家発展改革委員会兼国家能源局長の劉鉄男氏は先日外交部で開かれた李克強副首相訪露共同プレス発表会において、中露天然ガスパイプライン西線をめぐる協力はすでに極めて大きな進展を遂げており、パイプラインのルート、管径等の技術パラメータ問題ではすでに一致を見たが、双方には主に価格と市場の受入能力の問題をめぐって隔たりがあると表明した。しかし、中露の天然ガス貿易関連交渉が始まってから久しく、すでに交渉は15回に及んでいる。
中国能源網の首席情報官である韓小平氏によると、中露天然ガス協力が膠着している最も大きい原因は、価格をめぐる隔たりが余りにも大きいことにある。現在ロシアからの欧州向け輸出価格は中国の天然ガス輸入価格をはるかに上回っている。ロシアがもし中国へ相対的に安い価格で輸出するならば、欧州諸国の圧力に直面することになる。韓小平氏の見方によると、中露天然ガス交渉は進展があったものの、価格問題は未だ解決されておらず、将来の天然ガス協力の見通しは依然として不透明である。
(北京商報 5月9日)