ウズベキスタンの高官は中央アジア3ヵ国を横断するガスパイプラインによって中国へ天然ガスを輸出するよう計画していると表明した。中央アジアガスパイプラインは2009年に開通し、全長2,000キロ近くになる。トルクメニスタン、ウズベキスタン、カザフスタンを横断して中国に到る。現時点ではこのパイプラインによって天然ガスを中国に供給しているのはトルクメニスタンだけであるが、ウズベキスタンとカザフスタンも同パイプラインによる天然ガス輸送を計画している。

　ウズベキスタン国営ガス輸送会社UzbektransgasのTulagan Zhurayev総裁は、「すでにガス輸送は可能であるが、法的問題の解決が必要だ」と述べた。

「ガス輸送は未だ開始していないが、今年は20〜40億m3の天然ガスを輸送するよう計画している。天然ガスやその他の面で準備はすでに緒に就いている」。ウズベキスタンは中国の天然ガス貿易市場において一角を占めることを図っており、同国の某官僚は、2013年には中国へのガス輸出量が100億m3に達すると述べている。

　Zhurayev総裁はこれらの数字についてはコメントを避けたが、「来年のガス輸出量は間違いなく増加するが、当面現実的に言えることは、今年のガス輸出量は20〜40億m3になるということだ」と述べた。

　（網易財経 5月18日）