克什克騰旗政府からの情報によると、総投資額約300億元の大唐国際克什克騰旗石炭由来SNG（代替天然ガス）プロジェクトの建設が急がれており、今年6月末には稼動する見込みである。

　同プロジェクトは、中国で初めて国家発展改革委員会の承認を得て建設される大型石炭由来SNGモデルプロジェクトであり、内蒙古最大の工業投資プロジェクトでもある。すべて完成すると、北京に年間40億m3の天然ガスを供給し、北京市にとっては第二の大型ガス源になる。天然ガスの他にも、コールタール、硫黄、硫酸アンモニウム、ナフサ、フェノール、メタノールといった高付加価値の石炭化学製品を副産物として生産することが出来る。下流の様々な深加工企業を工業団地に誘致することもでき、新たな経済成長材料になる。

　（赤峰広播電視網 5月25日）