5月28日に雲南省能源局から得た情報によると、中国・ミャンマー石油ガスパイプラインの中国国内工事が4月6日に国家発展改革委員会から承認され、中国国内ブロックの全線建設が展開可能になった。うち雲南省内区間の工事は年内にも全線着工される見込み。

　一方、中緬石油ガスパイプライン国内事業部の説明によると、国内工事はすでに林業や国土資源等の部門から承認を得ており、雲南ブロックでは用地収用作業が進められている。中国・ミャンマー石油ガスパイプラインはミャンマー西海岸のチャウピュー市を起点に雲南省瑞麗から中国国内に入り、貴州省安順で分岐して、重慶と広西に到る。原油パイプラインの輸送能力は年間2,200万トン、天然ガスパイプライン輸送能力は120億m3。うち中国国内の天然ガスパイプライン幹線は1,727キロ、原油パイプライン幹線は1,631キロ。雲南省安寧市では1,000万トンの製油所など関連プロジェクトが2010年に着工されている。

　（新華網 5月29日）