国家能源局は《河北省洋上風力発電事業計画》を承認し、総設備容量560万kWの計画に従って建設を進めることに同意した。うち唐山エリアは430万kW、滄州エリアは130万kW。第12次５ヵ年規画期にはまず唐山の一部風力発電所開発を進め、50万kWを建設する。第13次５ヵ年規画以降も引き続き規模を拡大する。

　河北省は洋上風力資源に優れ、大規模な開発と建設に適している。2007年に洋上での測風や資料収集に着手し、2009年には《河北省洋上風力発電事業計画》の起草を開始した。ここ3年は、《河北省海洋機能区画》の調整に応じて計画案の改善を進めつつ、国の海洋、海事、水務、環境保護、電力、港湾等の関係部局から意見を聴取し、港湾建設や観光、エコロジー等の臨港産業配置も考慮して、これら産業の発展を保障することを前提に洋上風力発電の開発を進めることにした。河北省は目下初の洋上風力発電事業になる楽亭菩提島30万kW洋上風力発電モデルプロジェクトの準備作業に取り組んでおり、年内に許認可の条件を整え、来年着工することを目指している。

　（中国電力網 5月30日）