政府関係部門による《バイオ産業第12次５ヵ年規画》の最終討議が待たれるが、同規画案によると、中国のバイオ産業の生産高は、2011年の1.5兆元から、2015年にはその2倍以上に当たる3.6兆元に達する見通しである。同規画の公布を前にして、湖南省のバイオマスエネルギー投資熱が静かな高まりを示している。

　5月25日、湖南中●生物科技有限公司が5億元を投じたバイオディーゼル用ヒマシ油原料加工プロジェクトが永州市双牌県で着工された。これより先、4月28日には、湖南中宏基新能源公司の年産100万トンバイオ燃料事業が株洲県に建設されることになった。100％のメタノール燃料を生産する。また、バイオエネルギーの一種であるバイオブリケット燃料事業も湖南省で勃興している。湖南給力生物能源株式有限公司による年産20万トンのバイオブリケット燃料加工生産ライン第2期が今年初めに平江で完成した。同社は今後2年間かけて、省内外に様々な生産規模の工場50件の統合もしくは新規建設を進める計画である。

　（紅網 6月2日）

　●…「森」の「木」を「金」に