6月4日、河南省重要科技専門プロジェクトの「メガワット級風力発電懸吊技術並びに設備開発及び産業化」プロジェクトが省科技庁の専門家審査にパスした。各種技術指標にすべて及第し、産業化を実現する。

　このプロジェクトは河南省が自主開発を進める風力発電設備プロジェクトであり、鄭州新大方重工科技有限公司が研究開発を進め、マルチポジションリフティングやマルチモードステアリングなどキーテクノロジーにおいて成果を上げた。ドイツライン社のCE認証を取得して、EU市場への「通行手形」を獲得した。

　設備は吉林、天津、内蒙古、山東などの風力発電所に販売されているが、安定した性能と優れた効果を示し、1.2億元の売上を上げている。2010年には中国の風力発電の発電量は450億kWhに達しているが、懸吊技術は少数の先進国が独占している。審査チームのリーダーを務めた中国工程院院士の王景権氏によると、この風力発電設備は海浜、丘陵、砂漠など様々なエリアで幅広く応用することが可能であり、海外製品の独占を打破するだけでなく、風力発電の設置で中国を国際先進水準に押し上げるものになる。産業実現に成功したことは中国の風力発電産業の発展にとって重要な意義を備える。

　（中国電力入札網 6月11日）