11月26日、中国国電集団公司とフランス電力公社(EDF)は提携枠組合意文書に調印した。火力発電、水力発電、原子力発電や再生可能エネルギーの分野において、投資や技術面で協力する。その具体的な一歩として、湖北省漢川発電所第3期の100万kW超々臨界石炭火力発電プロジェクトを2008年の重点協力事業とすることを確定した。

　また、今回の合意と同時に、国電集団付属の龍源電力集団がEDF TRADINGとCDM事業協力でも契約した。今回契約されたCDM事業は18件に上り、同事業によるCO2削減量は2012年に800万トンに達する見込み。契約済みの事業も含めると削減量は1,200万トンになる。

　なお、龍源集団は風力発電開発を主とする新エネルギー発電企業であり、風力発電設備容量は100万kWを超える。フランス電力所属のEDF TRADINGは電力、バイオマス等を主業務とする欧州最大の電力貿易企業である。

　（中国能源網 11月30日）