1. HOME
  2. 中国 【新エネルギー】

中国
【新エネルギー】

国家能源局副局長「中国と台湾は新エネルギーで協力を強化しよう」 (12/09/03)
2012/9/13
中国【新エネルギー】

 国家能源局の劉副局長は「2012年海峡両岸(中国・台湾)再生可能エネルギー産業協力交流会議」において、中国の風力発電設備容量は5,200万kWを超えており、2012年の発電量は900億kWhになるとの予想を示した。これは中規模の省の電力使用量に匹敵する。劉副局長は、中国と台湾は再生可能エネルギー分野において顕著な成果を上げており、今後の再生可能エネルギー分野の協力には展望が広がっていると指摘した。

 劉副局長によると、中国では市場の速やかな育成と計画による誘導によって、再生可能エネルギーがエネルギー供給において重要な役割を果たすようになっており、今では新興経済の重要な構成要素となった。中国は2015年には風力発電設備容量を1億kWとする計画である。また、太陽光発電市場も急速に発展し、毎年の新規設備容量を500万kW超とする計画である。

 一方、台湾は「永続エネルギー綱領」を策定して、大型洋上風力発電機の開発、洋上風力発電事業開発、「サンシャインルーフ100万ヵ所」計画を始動し、オフショア風力発電技術の研究開発を強化して、風力発電とソーラーの発展をさらに推進している。

 劉副局長は、エネルギー政策や市場、産業の面で中国と台湾の交流を強化し、先進技術開発、総合応用デモンストレーションや産業サービス体系等の分野で協力を重点的に強化し、国際貿易保護主義の台頭に共同で対処し、ともに国際市場を開拓しようと提唱した。

 (中国証券時報 9月3日)