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中国
【エネルギー全般・政治経済】

世界平均を大きく上回る中国の石炭消費の比重 エネルギー構造の調整が必要 (12/09/06)
2012/9/13
中国【エネルギー全般・政治経済】

 9月1日、中国エネルギー研究会は《中国エネルギー報告(2012)》を発表し、エネルギーの消費、投資と建設、生産と供給等の面から2011年の中国のエネルギー発展について総括と分析を行った。

 同報告書によると、2011年の中国の石炭消費は34.25億tce(標準炭換算トン)で一次エネルギー総消費量の68.8%を占めた。一方、世界の一次エネルギー消費に占める石炭消費の比率は30%足らずである。

 現在の中国のエネルギー消費の中で石油・天然ガス、水力発電、風力発電、ソーラー等のクリーン・エネルギーの比重は余りにも低すぎる。そのことは中国の一次エネルギー消費の中で石炭消費の比重が高すぎる原因の一つである。

 中国エネルギー研究会は今回の発表会において、中国のエネルギー構造は戦略的調整が必要であり、石油・天然ガスや水力発電、風力発電、ソーラー等のクリーン・エネルギーの比重を高めなければならないと指摘した。

 (中国投資諮詢網 9月6日)