ウズベキスタンの政府系報道機関UzAは、ウズベキスタンが中央アジア3ヵ国を横断するパイプラインによって中国への天然ガス輸送を開始したことを明らかにした。ウズベキスタンが中国向け天然ガス輸送を開始したのは今年8月とのこと。UzAは「ウズベキスタンから中国に到るパイプライン第3支線が完成、稼動すると中央アジアから中国への天然ガス輸送能力は大幅に高まる」と報道しているが、具体的な数量は明らかにしていない。

　ウズベキスタンの天然ガス輸送企業Uzbektransgasの責任者TulaganZhurayev氏は今年5月、ウズベキスタンが同パイプラインによって今年20〜40億ｍ3の天然ガスを輸送する計画であることを明らかにしていた。

　中央アジア天然ガスパイプラインは2009年に稼動し、全長2,000キロ近くになる。トルクメニスタンからウズベキスタン、カザフスタンを経て中国に到る。同パイプラインの今年の年間輸送量はもともと300億ｍ3と予想されていた。中国石油天然ガス集団（CNPC)は以前、2015年に同パイプラインの年間輸送能力を約600億ｍ3に引き上げる計画を明らかにしていた。

　（国家石油化工網 9月17日）