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【省エネ・環境】

北京と上海の主要汚染物4種の排出量が前年比で低下を実現 (12/10/04)
2012/10/12
中国【省エネ・環境】

 環境保護部が最近完了した2011年度主要汚染物総量排出削減試算評価作業によると、北京と上海の主要汚染物4種の排出量が前年比で低下を達成した。

 《第12次5ヵ年規画綱要》は、第12次5ヵ年規画期に化学的酸素要求量(COD)、アンモニア態窒素、二酸化硫黄、窒素酸化物の4種に排出総量規制を適用するとしている。

 4種の主要汚染物排出量の平均低下幅が大きかった上位グループは北京市、上海市、浙江省及び河南省。うち北京市と上海市は4種の主要汚染物のすべてにおいて前年比で低下を実現した。北京市は化学的酸素要求量3.53%、アンモニア態窒素2.98%、二酸化硫黄6.22%、窒素酸化物4.75%の低下を実現し、上海市は化学的酸素要求量6.26%、アンモニア態窒素3.40%、二酸化硫黄5.90%、窒素酸化物1.66%の低下を実現した。

 一方、一部地区の汚染排出削減対策には依然として突出した問題があり、新疆ウイグル自治区は主要汚染物4種のすべてが前年比で上昇した。黒龍江省はアンモニア態窒素、二酸化硫黄、窒素酸化物の3種において排出量が前年比で上昇し、アンモニア態窒素は2.03%、二酸化硫黄は1.65%、窒素酸化物は4.10%上昇した。

 (新華網 10月4日)