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中国
【石油・天然ガス】

大連LNGターミナル第1期が稼動 (12/10/23)
2012/11/2
中国【石油・天然ガス】

 10月22日、中国石油天然ガス大連LNGターミナルの3号ガス貯蔵タンクが稼動した。大連LNGターミナル第1期事業の3つの貯蔵タンクが全て完成、稼働したことになる。大連ターミナルは、自主設計、自主施工、自主管理による中国初の大型LNGターミナルになる。これまで東北地区では冬季の暖房や工業生産用のエネルギーは石炭が主であったが、こうしたエネルギー供給構造も徐々に変化することになる。

 大連LNGターミナルは2008年に着工され、今年1月には1号・2号タンクがガス供給を開始した。現時点ですでに14億3,000万m3の天然ガスがパイプラインによって瀋陽−大連沿線に送られている。また、タンクローリーによって大連に7,032トンのLNGが供給された。同ターミナルはカタール及びオーストラリアと長期ガス供給契約を結んでおり、安定したガス源からの供給が確保されている。第2期建設事業も間もなく始動する。

 大連市は、同ターミナルが提供する十分なガス源をもとに、金州市区に東北地区では初のLNGバス運行エリアを建設した。さらに大連市は今年と来年に1億6,000万元を投じて、既存の石炭ガス管網を改造する。完成すると、経済的でクリーンで効率的な天然ガスが大連の何千、何万もの家庭に入ることになる。

 (大連電視台 10月23日)