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国家能源局がソーラー発電目標の引き上げを示唆 (12/12/04)
2012/12/16
中国【新エネルギー】

 国家能源局の劉●副局長は近いうちにソーラー発電目標の調整を行うことを明らかにした。劉副局長は調整後の具体的な目標値は明かさなかったが、太陽光発電は新たな発展のチャンスを迎えると指摘した。

 市場の伝聞に加え、ソーラー発電第12次5ヵ年規画や太陽光発電事業の計画が修正されるとの情報もあるが、今回の劉副局長の表明は政府の姿勢を一定程度明らかにしたものと言える。マーケットアナリストによると、太陽光発電市場の急激な変化を受けて、設備容量の目標がさらに調整される可能性は極めて高い。

 実際、国家能源局は9月12日に公布した《ソーラー発電第12次5ヵ年規画》において、2015年末のソーラー発電設備容量を2,100万kW(21GW)にすることを明確にしたが、それ以前は40GWに上方修正するとの伝聞もあった。《ソーラー発電第12次5ヵ年規画》の通達の中で、国家能源局は「規画実施過程においてソーラー発電規画の見積もりを適正に行い、発展情勢に応じて規画に対し必要な改定と調整を行う」として、目標引き上げの余地を残していた。

 第12次5ヵ年規画期のソーラー発電設備目標はこれまで4回修正されている。当初は500万kWであったのが1,000万kWに引き上げられ、今年5月には1,500万kWに引き上げられた。その後、海外の反ダンピング・反補助金調査や市場環境の変化に伴い、2,100万kWに修正された。

 (北京商報 12月4日)

 ●…王へんに「奇」