国務院発展研究センター産業経済研究部の銭平凡主任は2012年エネルギーサミット・中国エネルギー企業高層フォーラムにおいて、国際エネルギー開発構造によって中国は世界的な石炭サプライチェーンマネジメント戦略の実施を求められていると表明した。すなわち、世界の石炭資源を積極的に利用して、世界から石炭を調達するモデルを確立するということである。銭主任は、中国東南沿海部は深海石炭港湾区等の施設を確立して石炭の国際的な「南煤北運」（南から北への石炭輸送）戦略を実現すべきであると考えている。

　国際石炭価格は2011年から下落が始まり、その影響と中国国内需要の不振も重なって、中国の石炭価格は今年5月から下落を開始した。銭主任の判断によると、「中国の石炭市場はすでに買い手市場という新時代に突入した」。
　
　（中国煤炭報 12月12日）