商務部の沈丹陽報道官は定例プレス発表において、中国政府が太陽光発電の健全な発展を支援する政策を策定中であると表明した。商務部もその職責に従い策定作業に参画している。

　中国の太陽光発電産業は今年EUと米国の反ダンピング・反補助金調査によって痛手を負い、また、ここ数年、新規事業が大規模に進んだ結果、生産能力の深刻な過剰を来すようになり、賽維LDKやサイテックといった筆頭企業でさえも相次いで破産の危機に瀕している。

　沈丹陽報道官によると、商務部は極めて困難な時期にある太陽光発電産業に対し、企業が外国の反ダンピング・反補助金調査に対応して新興市場を積極的に開拓できるよう支援をするととともに、太陽光発電産業の輸出入秩序を規範化し、欧米の太陽光発電業界との国際協力を強化するために、種々の措置を講じている。沈丹陽報道官は、中国は関係国との間で前向きに交渉と協力を展開して摩擦を解消するよう希望しつつ、案件調査と裁定状況を引き続き注視し、WTOの枠組みの下で追加措置を採る権利を留保すると述べた。

　（生意社 12月19日）