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【新エネルギー】

中国初の太陽熱発電事業がチャイダムに完成 (13/01/17)
2013/1/24
中国【新エネルギー】

 中国初の工業化太陽熱発電事業が広大なチャイダム盆地に完成した。同事業はすでに発電能力を備え、間もなく系統連系発電を実現する。この太陽熱発電事業は総投資額9.96億元、青海省西蒙古族自治州徳令哈市西出口に所在し、青海中控太陽能発電有限公司が建設した。同公司の陳武忠副総経理の説明によると、現在完成しているのは第1期の10メガワットで、投資額は2.1億元になる。全事業は2014年末に完成させる計画である。

 陳武忠副総経理の説明によると、本事業のコアテクノロジーは「追日」(太陽光自動追跡)である。地面に設置した1万個にも上るガラス鏡がひまわりのように太陽光を追跡するようキーテクノロジーによってコントロールし、吸熱タワーの吸熱器に反射させて、吸熱器の中の水を高温蒸気に転換し、それをパイプによって伝送してタービン発電機を動かし、発電を行う。

 チャイダム盆地は海抜が高く、曇りや雨の天気が少なく、日照時間が長い上、照射が強く、大気の透明度に優れる。太陽エネルギー資源が充足している地区であり、太陽エネルギー発電事業の開発に適している。徳令哈地区だけでも太陽エネルギーの開発に適する面積は500平方キロ以上に上る。

 (新華網 1月17日)