ブルームバーグのレポートによると、風力発電や太陽光発電など世界のグリーン発電の投資額は2012年に2,687億ドルに達したが、2011年の3,023億ドルからは11％もの大幅ダウンになった。その大きな要因は、米国、スペイン、イタリアやインドなど、政策の不確実性にある。一方、中国の2012年の再生可能エネルギー投資は677億ドルに達し、2011年比20％近くもの増加になった。増加分のほとんどは太陽光発電投資であった。再生可能エネルギー投資の第2位は米国で442億ドル。日本は163億ドルで、前年比75％もの激増となった。これは2011年の福島原発事故を受けて、再生可能エネルギーが改めて日本の新規電力設備の重点になったことがある。それとは対照的に、スペインは政策変化により2012年の再生可能エネルギー投資が前年比68％減になった。

　（国際電力網 1月21日）