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中国
【新エネルギー】

中国の昨年の新規風力発電設備が前年比18%の大幅減 (13/02/04)
2013/2/20
中国【新エネルギー】

 ブルームバーグの統計によると、2012年の中国の新規陸上風力発電設備容量は1,590万kWで、世界の新規設備容量の3分の1以上を占め、4年連続で世界一位をキープしたが、2011年の1,930万kWに比べると、18%もの大幅な減少になった。

 風力発電は今や中国にとって石炭火力発電と水力発電に次ぐ第3の発電エネルギーである。中国の風力発電設備メーカーのトップグループは全て中国企業であり、中でも金鳳科技、国電聯合動力、華鋭風電が中国市場において42%のシェアを占める。また、風力発電開発業者上位3位の龍源電力、華能新能源、大唐新能源も同様に中国企業である。

 2012年の新規風力発電設備の地理的分布を見ると、内蒙古が170万kWで引き続き第1位。140万kWの山東省と110万kWの河北省がこれを追う。ブルームバーグの風力発電アナリスト朱羽羽氏によると、中国の風力発電産業は2012年に厳しい試練にさらされたが、事業の許認可がスピードアップしており、2013年には投資と建設いずれも適度の回復を示すと予想される。ブルームバーグの予測によると、2013年の中国の新規風力発電設備容量は1,660万kWに達し、2014年と2015年はそれぞれ1,700〜1,800万kWに達する。

 (中国証券報 2月4日)