2012年の中国の原油生産量は2億748万トン、前年比1.9％増となった。原油輸入量は2億7,109万トン、前年比7.3％増、輸出は244万トン、前年比3.5％減となった。原油見掛け消費量は4億7,613万トン、前年比4.9％増加し、原油対外依存度は56.4％になった。

　2012年の中国の原油処理量は4億6,791万トン、前年比3.7％増。石油製品（ガソリン・灯油・軽油）生産量は2億8,171万トン、5.5％増。内訳はガソリン8,976万トン、10.3％増、灯油2,131万トン、13.7％増、軽油1億7,064万トン、2.3％増。

　2012年の石油製品輸入量は716万トンで、前年比16.9％減少した。うち灯油は621万トン、軽油は95万トン。石油製品輸出量は1,223万トン、前年比3.3％増。内訳はガソリン292万トン、灯油745万トン、軽油186万トン。石油製品の輸入と輸出がともに減少したのは、国内供給が比較的充足していたことと、政府が石油製品輸出に対する管理を強めたため。

　2012年の中国の石油製品見掛け消費量は2億7,664万トンで、前年比5.2％増加した。うちガソリンは8,684万トン、前年比12.2％増、灯油は2,095万トン、14％増、軽油は1億6,973万トン、1.5％増。家庭用乗用車の普及と航空産業の発展により、ガソリンとジェット燃料の消費が急速に伸びている。

　2013年は、石油製品の品質グレードアップの拡充建設事業が次々と稼動し、石油製品供給の確保に対する圧迫がやや緩和されると予想される。

　（発展改革委員会ウェブサイト 2月5日）