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【石油・天然ガス】

国務院が石油製品品質のグレードアップを決定 (13/02/06)
2013/2/20
中国【石油・天然ガス】

 国務院常務会議は2月6日、自動車保有台数の急増に伴い排気ガスによる大気汚染の影響が日毎に大きくなっていることを踏まえて、石油製品のグレードアップを急ぐため、次のように決定した。

 (1) 公布済みの第4フェーズ自動車用ガソリン標準(硫黄含有量50ppm以下)を基礎に、国家品質検査総局と国家標準化委員会は速やかに第4フェーズ自動車用軽油標準(硫黄含有量50ppm以下)を公布し、移行期間を2014年末までとする。

 (2) 国内製油企業のグレードアップ改修を急ぎ、ガソリンと軽油標準のグレードアップの実施時期に従って、標準に適合する石油製品の供給を予定通り確保する。中国石油天然ガス(PetroChina)、中国石油化工(SINOPEC)、中国海洋石油(CNOOC)は予定通り改修を完了する。自動車エンジン関連技術の研究開発及び応用を急ぐ。

 (3) 合理的なコストの補償、品質に応じた価格、汚染者の費用負担という原則に従って石油製品価格を合理的に確定するとともに、貧困者層や公益的産業に対する助成措置を整備する。

 (4) 石油製品の品質監督管理と処罰を強化する。業界が自律的に強化し、企業が製品の品質について公約しなければならない。

 (国務院弁公庁 2月6日)