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【石油・天然ガス】

石油製品の新たな価格決定メカニズムが全人代閉幕後に制定の見通し (13/02/20)
2013/3/4
中国【石油・天然ガス】

 卓創資訊のアナリストである胡慧春氏は、今年は新しい石油製品価格決定のメカニズム制定の機が熟すとの見方を示した。

 同氏は「現行の石油製品価格メカニズムは2009年5月に制定されてからすでに3年余りになるが、実施過程において多くの弊害が露呈した。国内石油製品市場により良く適応するよう改革を進めることが必要だ。政府も最近度々会議を開いて、エネルギー体制改革を強化するよう求めている。石油製品価格決定メカニズムの改革はその重要な構成要素であり、とりわけ切迫した課題だ」と述べた。

 胡慧春氏によると、今後長期にわたり、国際石油価格の全体的水準に予想外の変動が生じることはなく、国際原油価格は1バレル80〜110ドルの幅で推移するだろう。この範囲において新たな価格決定のメカニズムを制定することは相対的に理に適っている。同氏は「全人代と政治協商会議の閉幕後、春の耕作が終了した時に国際原油価格が下落傾向にあり、需要の少ないシーズンが重なると、新しい価格メカニズムを制定するチャンスになる」と述べた。

 (上海証券報 2月20日)