ロシアの天然ガス大手Gazpromは太平洋沿岸の天然ガス液化プラント建設への投資を最終的に決定した。欧州市場の需要の低下と監督管理面の衝突という状況の下で、Gazpromがアジアへの海運輸送量拡大を模索しているためである。この決定が下された前の週にプーチン大統領は、世界のLNG市場におけるロシアのシェアが余りにも小さいことを批判し、GazpromのLNG輸出への制約を緩和するよう、政府官僚に検討を命じた。

　世界最大の天然ガス生産企業であるGazpromは、ウラジオストック付近にLNG施設を建設すると表明した。LNG生産ラインを3本設け、年間生産能力は合計1,500万トンになる。最初の生産ラインは2018年に完成する予定。

　（中国石化新聞網 2月25日）