中国石油華北油田が参加する国家「863」計画科学研究事業「中低温地熱発電キーテクノロジー研究及び実証」の第1回工作会議が華北油田で開かれた。中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)の地熱研究事業が「863」計画に指定されるのは初めてになる。

　華北油田、天津大学、西安交通大学や中国科学院広州エネルギー研究所等の機関が2012年に共同で進めた中低温地熱発電キーテクノロジーの研究が国家「863」計画として承認された。華北油田の留北潜山地熱発電所はすでに規模を整えており、華北油田実証地の冷熱源条件に基づいた500kW発電機の実地調整試験を近く完了する。

　華北油田の地熱専門家によると、中国の中低温地熱資源は豊富であり、特に油田開発エリアにおいて中低温地熱発電を展開することは石油生産との相性が極めて良い。この種の技術が成熟すると、他の余熱利用プロジェクトや再生可能エネルギー利用プロジェクトにも応用可能であり、社会的、経済的収益が大きい。

　（中国石油新聞中心 3月6日）