権威筋から最近得た情報によると、内陸原子力発電所の建設が始動する見込みであり、最適な立地は内陸河川末端になる。

　業界関係者によると、内陸河川末端は原子力発電事業建設の条件を備え、技術が成熟し、水があり、人が少ない。内陸河川末端の原子力発電事業は、中国核電集団や中広核電集団等が前向きであり、西部の関係する省も積極的に中央政府に働きかけている。全人代と政治協商会議の会期中には重要な議題の一つになり、関係する代表も建議を行っている。

　内陸地区の原子力発電建設事業は未だ承認されていない。日本の福島原発事故が大衆に及ぼした心理的影響に配慮しているのである。しかしながら、原子力発電の比率を高めることはスモッグ問題の管理にとっても有効である。

　業界関係者の分析によると、中国の原子力発電開発の余地は大きく、原子力発電設備市場は数兆元に上る。もし内陸地区の原子力発電事業が始動すれば、原子力発電設備市場の拡大を刺激し、関連メーカー、特に上場企業に顕著な利益が及ぶ。

　（中国行業研究網 3月7日）